野麦峠まつり とは
イベントの概要
松本市奈川地域の主催により、高山市高根町(岐阜県)の協力で毎年5月に行われる催事です。このページでは、これまでの開催記録の一部とまつりの詳細についてご紹介しています。
奈川の昔に思いを馳せて
かつての往来、当時を偲んで歴史を再現
諏訪の製糸業が盛んだった明治から昭和初期、糸引きに飛騨の少女達が行き交った野麦峠。古人が歩いた野麦街道の1.3㎞の山越えを、検番さんを先頭に工女や歩荷姿の仮装者と共に歩くお祭りで、1983年(昭和58年)5月20日に第1回を開催して以来、毎年5月に開催されています。
地元の小中学生を中心とした子ども達は、古人の苦難に思いを馳せながら、当時の衣装を仮装して隈笹の生茂る林の山道を歩きます。約1時間ほどの行程をネイチャーガイドや地元の方のお話をききながらゆっくりと行進して、県境付近の山頂広場にあるイベント会場を目指します。
会場では雄大な乗鞍の景色をバックに、迫力ある太鼓の演奏などのアトラクションが催され、野麦峠の歴史を今に伝える飛騨の語り部、鮎飛定男さんのお話を聞く催しもあり出店も立ちます。
なお、2020年(令和2年)は世界的なコロナ禍にあって、やむなく開催中止(延期)となりました。 ▶︎これまで開催されたまつりの写真はこちら
野麦峠まつり概要
開催開始:1983年・第1回 〜 2019年・第37回
開催時期:毎年5月下旬頃
開催地:野麦峠/お助け小屋前広場
主催:ふるさと奈川 観光交流部(旧奈川観光協会/旧奈川村・現松本市)
共催:飛騨高根観光協会(岐阜県高山市)一般財団法人 高根村観光開発公社
後援:松本市・高山市